ゲノムデータベースの解析により放線菌からavenalumic acidの生合成遺伝子クラスターを見出し、その生合成経路の全容を解明しました。この経路から芳香族アミノ基をジアゾ化し、還元的に除去するというユニークな反応が見出されました。
福井県国際交流会館で開催された2022年度(第36回)日本放線菌学会大会で7名がポスター発表を行い、うち2名が口頭発表に選ばれ、発表しました。
大会ホームページ
希少放線菌 Actinoplanes missouriensis のグローバルな転写制御因子BldCに関する論文です。
BldCは正常に開裂できる成熟した胞子嚢の形成に必須であり、その詳細な機能解析を行いました。
https://journals.asm.org/doi/10.1128/jb.00189-22
なお、本論文掲載号(Volume 204 • Number 9 • September 2022)の表紙には、bldC遺伝子破壊株の胞子嚢の透過型電子顕微鏡写真が使われました。
北海道大学薬学部&オンラインで開催された第1回 札幌生合成国際シンポジウムで勝山准教授がBiosynthesis of secondary metabolites using nitrous acid in actinobacteriaという発表を行いました。
第4回グローバルイノベーションワークショップにおいて、博士2年の胡仕軒(Hu Shixuan)さんが「Search for the acyltransferase required for the biosynthesis of triacylglycerol in the outer coat of sporangium in Actinoplanes missouriensis」というタイトルで口頭発表を行い、敢闘賞を受賞しました。
卒業生の堤隼馬さんが在籍時に行った研究の論文がBioscience, Biotechnology & Biochemistryに掲載されました。
ゲラニルピロリン酸メチル化酵素とプレニル基転移酵素を組み合わせて新規なポリフェノール誘導体の生産に成功しました。