独自の特集企画やバイリンガル編集、クオリティの高いレイアウトで一般誌とは異なる誌面を展開しているデザイン誌『AXIS』(1981年創刊)Vol.220のSci Tech Fileという連載において、当研究室における微生物研究が紹介されました。(大西教授が取材に協力しました。)

第32回 微生物が教えてくれる地球のための発酵テクノロジー
Installment 32: Fermentation Technology for the Earth as revealed by microorgnisms

https://www.axisinc.co.jp/service/society/

パシフィコ横浜で開催された BioJapan 2022 で、大西教授が以下のセミナーをコーディネートしました。

バイオ技術の新展開:持続可能な資源利活用とモノづくりへの挑戦

農業系バイオマスからのマルチ化学プラットフォームおよび高付加価値製品の生産
林 潤一郎(九州大学 教授)
バイオファースト社会を実現する微生物機能開発とデータ駆動型統合バイオ生産マネジメントシステム(Data-driven iBMS)の構築
小川 順(京都大学 教授)
未来農業を実現するアグロ技術開発
林 利夫(花王株式会社 マテリアルサイエンス研究所 室長)
海洋性紅色光合成細菌を利用したバイオ繊維および肥料の生産技術の開発
沼田 圭司(京都大学大学院 工学研究科 教授/Symbiobe株式会社 取締役(CTO))

タイ(バンコク)で開催された The 1st Asia-Pacific Enzyme Technology Symposium で、大西教授が Ultrahigh Thermoreistant Lightweight Bioplastics Developed from Fermentation Products of Cellulosic Feedstack というタイトルで発表しました。また1つのセッションで座長を務めました。

https://www.sciencepark.or.th/index.php/en/seminar-event/215/enzyme-technology-symposium/

ゲノムデータベースの解析により放線菌からavenalumic acidの生合成遺伝子クラスターを見出し、その生合成経路の全容を解明しました。この経路から芳香族アミノ基をジアゾ化し、還元的に除去するというユニークな反応が見出されました。

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/anie.202211728

福井県国際交流会館で開催された2022年度(第36回)日本放線菌学会大会で7名がポスター発表を行い、うち2名が口頭発表に選ばれ、発表しました。
大会ホームページSAJ2022

 

希少放線菌 Actinoplanes missouriensis のグローバルな転写制御因子BldCに関する論文です。
BldCは正常に開裂できる成熟した胞子嚢の形成に必須であり、その詳細な機能解析を行いました。

https://journals.asm.org/doi/10.1128/jb.00189-22

なお、本論文掲載号(Volume 204 • Number 9 • September 2022)の表紙には、bldC遺伝子破壊株の胞子嚢の透過型電子顕微鏡写真が使われました。

https://journals.asm.org/toc/jb/204/9

住所 : 東京都文京区弥生1-1-1東京大学農学部2号館