手塚武揚・元助教が日本ゲノム微生物学会・研究奨励賞を受賞しました。
受賞タイトルは「希少放線菌 Actinoplanes missouriensis の形態分化に関する分子遺伝学的研究」です。
3月13日に、日本ゲノム微生物学会第18回年会において、受賞講演を行いました。

Kutzneria albida由来p-coumaric acid生合成経路の解析に関する論文がBeilstein Journal of Organic Chemistryに公開されました。亜硝酸を利用したジアゾ基合成とその還元的な置換反応により、p-coumaric acidを合成する経路を報告しています。

https://doi.org/10.3762/bjoc.20.1

京都大学農学部で開催された生理化学研究ユニット第13回シンポジウム「Chemistryで紐解くPhysiology」で、大西教授が「高度な形態分化能を有する希少放線菌の生理学」というタイトルで招待講演を行いました。

希少放線菌が形成する胞子嚢胞子の覚醒の第一段階である胞子嚢開裂の分子機構の解明を目指した研究から、微生物学における新しい概念の提唱につながる重要な成果が得られました。

研究科の研究紹介 https://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/topics_20231226-1.html
論文 https://www.nature.com/articles/s41467-023-44291-y

大阪公立大学の宮田真人教授との共同研究により、希少放線菌の胞子嚢および胞子を急速凍結ディープエッチレプリカ顕微鏡を用いて観察することで新しい知見が得られました。

https://academic.oup.com/bbb/advance-article/doi/10.1093/bbb/zbad159/7424967

中島董一郎記念ホールで開催された University of Minnesota – UTokyo Joint Symposium on Innovative Microbiology and Biotechnology で、大西教授が Molecular mechanisms of morphological development in the rare actinomycete Actinoplanes missouriensis というタイトルで研究発表および開会挨拶・座長を務めました。

住所 : 東京都文京区弥生1-1-1東京大学農学部2号館