日中韓フォーサイト事業の研究内容をまとめた国際共著論文が公開されました。各国の研究代表者3名の共著です。
本論文は微生物潜在酵素 (天野エンザイム) 寄付講座で主に行われた研究成果をまとめたものです。勝山准教授が論文執筆に参加しています。
https://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2019/ob/c8ob02846j#!divAbstract
Actinoplanes missouriensisからβアルキル化を用いるII型ポリケタイド合成酵素システムを世界で初めて報告しました。
https://chemistry-europe.onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/cbic.201800640
本論文内容のイラストがバックカバーに採用されました。
本論文はアスパラギン酸から亜硝酸を生産する特異な亜硝酸生合成経路の機能解析を通して、新たなdesferrioxamine誘導体を発見した研究について報告しています。
ベンザスタチンの生合成経路の全体像を異種発現により明らかにしたのちに、生合成酵素一つ一つを試験管内で詳しく解析した結果、BezEと名付けたシトクロムP450がニトレン形成を介したユニークな環化反応を触媒していることを明らかにした論文です。
ニトロコハク酸から亜硝酸を脱離させる酵素の構造と触媒機構を明らかにしました。
https://febs.onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/febs.14429