本来はm-トルイル酸を認識しるはずのXylSをp-トルイル酸を認識するよう、指向性進化を利用して改変した結果について報告しています。

https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acssynbio.9b00237

 

希少放線菌 Actinoplanes missouriensis の胞子嚢内での胞子の形成過程においては、菌糸に隔壁が生じて、数珠つなぎになった胞子が形成されます。この胞子の分離には、細胞壁を分解する酵素群が必要ですが、主要な加水分解酵素の1つを同定しました。

https://jb.asm.org/content/201/24/e00519-19.long

本総説はJACSに掲載された博士課程3年 堤 隼馬くんの論文を日本語にまとめたものです。

ベンザスタチン生合成におけるシトクロムP450によるニトレン形成と付加反応を介した5,6員環形成反応
堤 隼馬, 勝山 陽平, 大西 康夫
有機合成化学協会誌、77 巻 9 号 p. 912-919

希少放線菌 Actinoplanes missouriensis の作る遊走子にIV型線毛があることを発見し、それが遊走子の固体表面への吸着に関与していることを明らかにしました。線毛をもつ遊走子の電子顕微鏡写真が表紙を飾りました。

本論文に関する記事を研究科のホームページにも掲載しています。

https://jb.asm.org/content/201/14/e00746-18.long

勝山准教授が2018年日本放線菌学会 浜田賞(研究奨励賞)を受賞し、その研究紹介が放線菌学会誌Actinomycetologica 2019年6月号に掲載されました。

住所 : 東京都文京区弥生1-1-1東京大学農学部2号館