希少放線菌 Actinoplanes missouriensis のグローバルな転写制御因子BldCに関する論文です。
BldCは正常に開裂できる成熟した胞子嚢の形成に必須であり、その詳細な機能解析を行いました。

https://journals.asm.org/doi/10.1128/jb.00189-22

なお、本論文掲載号(Volume 204 • Number 9 • September 2022)の表紙には、bldC遺伝子破壊株の胞子嚢の透過型電子顕微鏡写真が使われました。

https://journals.asm.org/toc/jb/204/9

卒業生の堤隼馬さんが在籍時に行った研究の論文がBioscience, Biotechnology & Biochemistryに掲載されました。
ゲラニルピロリン酸メチル化酵素とプレニル基転移酵素を組み合わせて新規なポリフェノール誘導体の生産に成功しました。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35767877/

Deep mutational scanningを利用してリガンド応答型転写制御因子、XylSの応答リガンドの改変に成功した論文がACS Synthetic Biologyに公開されました。

GPPメチル化酵素、BezAの詳細な機能解析の論文がAngewandte chemie international editionに公開されました。本研究は生物情報工学研究室の清水先生、寺田先生、森脇先生との共同研究で計算科学的な方法論も解析に利用しています。

Structural and Molecular Basis of the Catalytic Mechanism of Geranyl Pyrophosphate C-6 Methyltransferase: Creation of an Unprecedented Farnesyl Pyrophosphate C-6 Methyltransferase

勝山准教授らが日本生化学会誌特集号「遺伝暗号による制約を突破する翻訳システムの改変と非標準アミノ酸」(Vol.93, No.3) の記事を執筆しました。放線菌が非リボソームペプチドの生合成において用いる非標準アミノ酸は、二次代謝産物の生理活性に重要な役割を果たしていると考えられ、その多くは独自の経路で生合成されています。本記事では非標準アミノ酸の生合成を紹介し、その意義について言及しています。

https://seikagaku.jbsoc.or.jp/10.14952/SEIKAGAKU.2021.930315/index.html

住所 : 東京都文京区弥生1-1-1東京大学農学部2号館